2009年02月10日
お隣の国の英語事情(3)
狭い島で暇をもてあました子供たちが観光客を見つけて近づいてきた。
何やら一生懸命話している。
私に話しかけている子供に友達が
「日本人だから韓国語は分からないよ。」と説明すると
今度はHello. Hi. I am fine. I like ~.と口々に英語で話しかけてきた。
びっくりしたのは私の方。

こんな本土から離れた(フェリーだと実に6時間)小さい島の小学生が
英語を話すなんて思ってもみなかった。
聞けば学校で先生が教えてくれたと言う。
英語は中学生から が当時の日本の常識。
全校生わずか10数人の小学校で英語を教えているなんて。。。

(島に中学校はなく中学生以上は本土に留学するらしい。)
この子達はいったい何歳なんだろう?
How old are you?
I am fine.
No no ,How old are you?
I am fine,thank you.
何度年を尋ねても返って来るのはI am fine.

まあ、これは ご愛嬌

友達が通訳してくれたところによると 子供たちは7歳から9歳。
その後も「この山の向こうに日本人が作った灯台があるよ。」
と色々と島について教えてくれた。
今思えば1997年の夏の事。
ちょうど韓国の小学校で英語の授業が始まった年のことだった。
当時は小学3.4年生が週1時間、5.6年生が週2時間の英語の授業があった。
近々、それぞれ1時間ずつ増え3.4年生が週2時間、5.6年生が週3時間になる予定。
さらに、2011年までには英語の授業はすべて英語で行われるようになるそうだ。
ちなみに他のアジアの国は??
中国では都市部と農村部で開きはあるものの2001年から3年生以上週4回。
タイは1996年に小学校の英語が必修化され、2001年にカリキュラムが強化され
1年生から週2時間~4時間。
台湾は公式では2001年から3年生以上。
しかし学校によっては1990年代から始まっていたり1年生から始めているところも多い。
いわずと知れたシンガポールは英語は公用語のひとつ。
マレーシアも英語はマレー語に次ぐ共通言語。
そして、日本は2011年から5.6年生、週1時間。
ようやく、始まります。
Posted by ジェムスクール屋島校 at 00:00│Comments(0)
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