2009年02月21日

お隣の国の英語事情(5)



去年の夏、8年ぶりに韓国 釜山を訪れた。ヨット

道に迷った時など、何度か英語で話しかける機会があった。

街角で携帯を売っている20代前半の3人組携帯
聞かれていることは分かるが、返事をするのは誰がする?
といった感じで、ちょっとテレながらも
”This road ,straight,two blocks, and left"
文章ではなかったが、単語で説明してくれた。ニコニコ
この年代は、中学校から習った年代かな?

食堂では大学生のアルバイトらしき男の子が接客してくれた。
料理の説明や「子供が食べるから、冷麺にキムチは入れないで」
というリクエストまできちんと答えてくれた。ワーイ
英語での説明に困ったのは1度だけ。
肉の種類で説明に困った時には携帯の辞書で調べて変換して英単語を見せてくれた。
彼は小学校で英語に触れた世代のはず。

意外だったのは
中心地ではない路地裏で道に迷った時
駅までの道を説明してくれた30代前半のビジネスマン風の
男の人の英語は非常に流暢だった。
「この先の道を。。。ほら、いま車が入ってきた道~~」
と惚れ惚れするような英語で教えてくれた。オドロキ

ところで、肝心の子供は???
いたいた、プールで私の方に向かって泳いできた姉弟。
すかさず、声をかけてみる。
”Do you speak English?"
"No"弟の方は恥ずかしそうに去っていった。
あらら???でも、英語分かる?と話しかけられたのは分かったって事か?

残されたお姉ちゃん
”Yes,little.”
と返事して少しの間、私との話に付き合ってくれた。
どこから来たの?とか釜山でどこに行った?
誰と来たの?など質問は簡単な内容だったが
外国人相手に怖がらずに答える様子がなんとも頼もしい。ガッツ
13歳だと言う彼女、堂々とした受け答え、あっぱれの一言でした。メロメロ
ちなみに、逃げていった弟君は9歳だとか。。

旅行中私が英語で接したのは一部の韓国人にすぎません。
(今回、何人かの子供達に話しかけましたが、英語村で取材させていたような英語ペラペラな子供には会えませんでした。)
が、次の世代は明らかに英語でやり取りするのに、抵抗がなくなりつつあると感じました。

もちろん、今でも個人食堂や市場や屋台のおばちゃんたちに英語が通じないは常識です。
ハート

  by あっきー  


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2009年02月14日

お隣の国の英語事情(4)



韓国では、19997年に小学校で英語が導入されてからの、
この10年で明らかに英語に対する意識が高まっている。

日本では珍しい小学校留学もそんなに特別なことではないらしい。飛行機
当初は、子供だけ、母親と子供だけでアメリカ、カナダに渡ることが多かったが、
最近はオーストラリアや滞在費が安いと言うことでフィリピンも渡航先としては人気だそうだ。

ただ、子供の為とはいえ、家族が遠く離れて生活するのは簡単ではない。
残された父親も不安定になりがち。
所得が低くては留学することもできない。
韓国にいながらにして、子供達に英語の環境を!
そんな、こんなで、出来たのが英語村。
政府がこんな施設を全国に何箇所か作ったというのもすごい。

日本人にとってもアメリカに行くよりここに行けば安く英語に触れられるし、行ってみたいな~。
と思っていたとき、丁度 英語でしゃべらナイト で韓国英語村の特集をしていた。

英語村のパスポートを持って入国すればそこは韓国でありながら異国。
イギリスの町並みが待っている。(イギリス人にはちょっと不思議な光景に映るらしいが、、、)
村内は韓国語は禁止、レストランの注文も滞在中のアクティビティも英語で答えなければ
いけないそうだ、。(何だかGEMのキャンプみたいハート
日帰りから、宿泊して何日間かのプログラムまで内容はさまざま。
インタビューされていた中学生は英語ぺらぺら。マイク
韓国では普通の中学生がこんなに喋れるの???オドロキ

2年前、ソウルに行った講師が公園でいると
11歳ぐらいの子ども達が集まってきて
「どこから来たの?」
「一緒にいる彼はボーイフレンド?」
「ソウルのどこに行ったの?」
など、質問攻めにあったそうだ。
日本ではこんな経験はないのでびっくりしたそうだ。
とにかく、日本の子供達に比べて積極的だったのが、印象的だったらしい。

そんな話を聞くと私も自分の目で韓国の現状を見てみたくなった。ダッシュ

   by あっきー  


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2009年02月10日

お隣の国の英語事情(3)



狭い島で暇をもてあました子供たちが観光客を見つけて近づいてきた。
何やら一生懸命話している。
私に話しかけている子供に友達が
「日本人だから韓国語は分からないよ。」と説明すると
今度はHello. Hi.  I am fine. I like ~.と口々に英語で話しかけてきた。

びっくりしたのは私の方。オドロキ
こんな本土から離れた(フェリーだと実に6時間)小さい島の小学生が
英語を話すなんて思ってもみなかった。

聞けば学校で先生が教えてくれたと言う。
英語は中学生から が当時の日本の常識。
全校生わずか10数人の小学校で英語を教えているなんて。。。ブック
(島に中学校はなく中学生以上は本土に留学するらしい。)

この子達はいったい何歳なんだろう?
How old are you?
I am fine.
No no ,How old are you?
I am fine,thank you.
何度年を尋ねても返って来るのはI am fine.タラーッ
まあ、これは ご愛嬌ニコニコ

友達が通訳してくれたところによると 子供たちは7歳から9歳。
その後も「この山の向こうに日本人が作った灯台があるよ。」
と色々と島について教えてくれた。

今思えば1997年の夏の事。
ちょうど韓国の小学校で英語の授業が始まった年のことだった。

当時は小学3.4年生が週1時間、5.6年生が週2時間の英語の授業があった。
近々、それぞれ1時間ずつ増え3.4年生が週2時間、5.6年生が週3時間になる予定。
さらに、2011年までには英語の授業はすべて英語で行われるようになるそうだ。

ちなみに他のアジアの国は??

中国では都市部と農村部で開きはあるものの2001年から3年生以上週4回。

タイは1996年に小学校の英語が必修化され、2001年にカリキュラムが強化され
1年生から週2時間~4時間。

台湾は公式では2001年から3年生以上。
しかし学校によっては1990年代から始まっていたり1年生から始めているところも多い。

いわずと知れたシンガポールは英語は公用語のひとつ。

マレーシアも英語はマレー語に次ぐ共通言語。

そして、日本は2011年から5.6年生、週1時間。
ようやく、始まります。  


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2009年02月07日

お隣の国の英語事情(2)





ある年の夏、韓国人の友達と2週間かけて韓国中を回った。
韓国で西の端にある都市、木浦(モッポ)に立ち寄ったとき、
更にその西へ、130キロの所にある紅島(ホンド)という名の小さい島に
立ち寄ってみたくなった。

問題はフェリー代、驚いた事には木浦からソウルへの飛行機代飛行機より
木浦から紅島への快速船代(往復)ヨットのほうが高かったのだ。

紅島は天然資源保護区に指定されていて、車も工場もまったくない、
面積わずか6.87k㎡の自然に恵まれたとてものどかな島。
島自体が天然記念物で、孤島と呼ぶのがふさわしい島だ。

この先、済州島に行く事はあっても紅島に行く事は2度とないだろうと
思い、船代は痛かったが島に渡ってみる事にした。

快速船に乗ること2時間半、ようやく私達は車も車道もまったくない、道は坂道で
人が通る道があるだけの島についた。
滞在した民宿は布団と電灯だけ。シャワーは共有で水しかでなかった。
(冬はお湯を沸かしてタオルで体を拭くそうだ。)


島には2箇所、集落があり集落の端から端を歩いてもわずか10分。
私達は散策途中、小学校を見つけたので入ってみることにした。ブックえんぴつ
ふと、気がつくと私達は5,6人の子供達に取り囲まれていた。オドロキ汗
(つづく)

  by あっきー  


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2009年02月05日

お隣の国の英語事情(1)





お隣の国、韓国、食べる物はおいしいし、活気があって私の大好きな国のひとつです。

さて、今から15年ほど前、世界中からの旅行者が集まって、
英語の事が話題になると必ずと言っていいほど言われていたのがこれ。

「世界中で最も英語が通じないのは日本と韓国ぐらいだよね。そういえばイランも通じないね。」

そう、当時、日本人と韓国人は英語が分からないというのは旅行者の間では周知の事実だったのです。

私自身も地下鉄のソウル駅で乗換えが分からず困っていたときの事、
回りから聞こえてくるのは韓国語ばかり。。。
言葉が通じず、どうしよう。。。。と不安になりかけた時、
英語のテキストを読んでいる高校生らしき人を発見。ピカピカ
覗き込むと、結構難しそうな内容だ。
助かった、この人ならきっと英語が通じるはず。ハート
そう、思うと同時に思わず英語で話しかけた。

簡単な英語のはずなのに日本人に英語で話しかけられて、
びっくりした、彼のドギマギ感が私にも伝わってくる。オドロキ
しばらく声にならないまま階段を指差し 
”・・・・・・ UP・・・UP・・・UP”と答えるのが精一杯だったようだ。汗

私の韓国人の友達は日常会話には困らない人がほとんどだったが、
彼らの英会話のレベルより難しい内容の本を読んでいたり語彙も豊富で、
きっと一生懸命勉強してきたんだろうなあ。
日本人と同じように英語を聞いて話すより読んだり書いたりする方が得意なんだろうなあ。ブックえんぴつ
という印象を受けた。

 byあっきー  


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